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Junya Mokubo

主人なきタップシューズ

床にぽつんと佇むタップシューズ。 ひとりでに踊り始め、軽快なリズムを奏でます。

タップシューズはいわば打楽器であり、タップダンスは それを人が身につけて舞うことで生み出される音楽であ ると同時に、身体表現でもあります。

さて、主人なきタップシューズが奏でる「何か」は果た して音楽でありえるのか?

表層のみがすくい取られ、いろんなものが自動化され、我 々が芸術と向き合う態度もその例外ではなくなってきた昨 今、一方で奏でる本質を問いつつも、他方で異なる要素を 組み入れようとする自己批評的な作品を作ろうと思います。

杢保 順也(インスタ部)

デザイン事務所「有限会社リプルエフェクト」の木工作家崩れのデザイナー。構造&工作機械フェチ。とにかく何でもかんでも自分で作ろうとして痛い目にあった事数知れず。